【名馬伝説】父の背中、メイショウマンボの記憶…今村聖奈とジュウリョクピエロがかなえた「女性初G1制覇」の舞台裏

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痛快だったゴール前100mの豪脚

いやあ、めずらしく日曜日の午後、仕事場のテレビの前で思わず「え、え、えッ!」と声にならない声を発してしまいました。

 5月24日に開催された3歳牝馬によるクラシックレース「オークス」(正式名称は「優駿牝馬」といいます)でのゴールシーンでのことです。全18頭出走中、唯一の女性騎手・今村聖奈騎乗のジュウリョクピエロが、残り100mのところから先を行く10頭余りの馬群を縫ってごぼう抜き、掲示板に乗る1着から5着までの着差が「首、首、首、頭」という大接戦の中での栄冠でした。

 ゴール前残り100mのところからただ一頭の白いメンコ(覆面)の馬がまさに風を切るかのような豪脚で名手ルメール、レーン騎乗の2、3着馬をあっという間に抜き去った光景には、男どもをなぎ倒すリボンの騎士のような痛快さがありました(例えが古くてすみません)。

 2着馬との差はクビ差ではありましたが、上がり(ゴールまでの最後の600mに要したタイム)は最速の33秒1。2着馬ドリームコアの34秒3と比べると一気に突き抜けたということを時計が証明しています。競馬の場合、1秒でほぼ6馬身の差ということになるので、ドリームコアから7馬身以上離れていた差をゴールまで600mの間に追いついて首差追い越した、ということになります。ちなみに東京競馬場の直線コース(芝)は525.9mあるそうです。

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写真は2026年5月24日、オークス、ジュウリョクピエロが優勝、今村聖奈騎手がJRA女性騎手初のG1制覇 写真/スポーツ報知/アフロ