【書評】が届きました!『しあわせになろうね』

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佳き時代を追体験させてくれたシリーズがついに完結(抄録)

数えて4冊目。昭和の歌謡曲の無二の語り部、堀井六郎氏の「昭和大衆歌謡考」シリーズが遂に完結編の刊行と相成った。
(中略)

読了してしまうことを惜しみながら、改めて本棚にある第1集のページを開くと、随所でまた新たな発見がある。歌謡曲は懐かしむ対象だけではなく、現在も生き続けている音楽なのだ。

著者の同世代はもちろんのこと、昭和40年代以降生まれの“遅れてきた世代”の音楽や映画を愛する者にとっても、あの佳き時代を存分に追体験させてくれる書は他に見当たらない。

(『レコード・コレクターズ』2018年10月号より)